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土地家屋調査士

レーザースキャナ、最初は失敗かと落ち込みました

土地家屋調査士の藤原です。

最近レーザースキャナの導入を検討若しくは将来的に導入を検討される方が増えてきたのではないでしょうか。ということでスキャナについて興味がある方の参考になれば幸いです。

弊社実は導入当初、ほとんど使用しておらず約1年以上眠っておりました。

というもの説明書をみても使い方が分からず、また私自身とても忙しい中機械と向き合う時間がとれずにいたということと、今でこそ点群もメジャーになってきているのですが、当時は点群?って感じで、同職さんに相談しても何でそんなの買ったのと半ばバカにされるような状態の中、皆が否定するような機械で測量をすることに対し自信をなくし、ついに放置状態になってしまいました。

でも買った以上、機械が高額なだけにむっちゃ高い動産保険、あとTREND POINTの保守代はランニングコストとして使いもしないのにかかってくるわで、お金だけ撒いているような状態。

という状態であることを、当時入社したての社員に話したところ、そんな凄い機械があるのであれば是非やってみたいと、使い方をマスターしてくれてようやく稼働にいたりました。

やはり高いだけあり使うと便利な代物でしてね、現況測量は余程の狭い現場でない限り使ってますので、今ではほぼフル稼働しております。

トランシットで境界や境界回りの構造物、影になっているところ(影の部分はスキャニングが弱いので)を押さえ、あとはスキャナで回していく感じで。

現場での作業時間は、トランシットのみの観測と比べ約5分の1程度でしょうか(現場によります)。ただ、点群の結線が割と大変で、作図に時間がかかります。それでも現場の時間の短縮というのは大きなメリットであり、特に今年の夏なんかは殺人的に暑く長い時間現場にいては熱中症になる危険が高かった中、機械のおかげで誰一人熱中症にならずに済みました。

弊社で使用してるのはRTC360で設置型になりますが、同じライカのものであればBLK360というのもあり、こちらの方が機動性が高いようです。ただ正確にスキャンできる範囲が比較的狭いので設置点数を増やさなければならないようです。

他ハンディタイプのものもあります。

話しは若干それますが、デジカメでの写真測量も現場の作業時間を短縮するツールとしてはありかと思いますので(なんせ安い!)、この点も踏まえ色々検討されるのもよいかと思います。

以上参考になれば幸いです。

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