神戸で司法書士・土地家屋調査士事務所を営んでいる藤原です。

今日は、読んだおかげで仕事がスムーズ運ぶようになった本

「影響力の武器」（ロバート・Ｂ・チャルディーニ著）について紹介したいと思います。

心理学に興味のある方は聞いたことがあるような話かもしれませんが、人間の行動をつかさどる６つの原理

・返報性

・一貫性

・社会的証明

・好意

・権威

・希少性

について、具体例を挙げながら解説しております。

特にマーケティングやセールスのお仕事をしている方にとっては役立つ内容になっていると思いますし、これらの仕事に就いている方はご存じの名著かと思います。

とはいえ私はマーケティングやセールス等の商売というよりも、土地家屋調査士の仕事、具体的には土地の境界につき隣接地所有者の皆様に立会、境界確認を求める際、この本を読んだおかげで以前よりもスムーズに運ぶようになりました。

もちろんテクニックばかりに頼るものいかがなものかと思います。

しかし、隣接の土地所有者からすれば、頼んでもないのに、土地家屋調査士とかいう聞いたことない肩書の人から土地の境界の確認してほしいって突然なんやねん！！って話です。

したがって、なぜこのようなお願いをしているのか、また、土地の境界をちゃんととしておくことによって、将来的には隣接地所有者様にもメリットがあるということをお伝えし納得していただくプロセスとして、これらの心理を学んでいることは極めて有効かと考えます。

ですので、これから土地家屋調査士になられる方は是非ご一読を！