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土地家屋調査士

測量には誤差があるので

土地家屋調査士の藤原です。

先日当事務所の筆界確認にご協力いただいた方からのお問い合わせ内容の話をしたいと思います。

同じような疑問を持つ方もいらっしゃると思いますので参考になりましたら嬉しいです。

 

その内容は、地積測量図と当職作成の筆界確認書(境界確認図面)の距離が相違するのだが大丈夫かというご質問です。

 

そもそも測量には必ず誤差があり、例えば同じA点とB点の距離を複数回観測したとして、全ての値がぴったり同じになることはありません。

 

現在の測量機器はよくできておりますので、ミリ単位であうことも珍しくありませんがとはいえ必ず誤差はあります。

 

誤差が生じる原因については様々ありますが、測量を生業とする人以外は興味がないと思いますので割愛します。

 

このことは不動産登記規則10条4項に許容誤差についての定めがあることからも明らかといえます。

 

一概には言えませんが地積測量図が作製された年代が古いものになればなるほど、正確さを欠いている可能性が高くなりますし、最近作成されたもので座標値が記載されているものであればより精度が高いといい得るでしょう。

特にまだ、光波測量器ではなくテープで観測していた時代のものであれば、ぴったり合うほうが珍しいくらいです。

 

よって、地積測量図と筆界確認図が値が相違するから誤りというわけではなことをご理解いだだけると幸いです。

 

 

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