著者の松永光弘氏は元プロレスラーでステーキ店を経営している方ですが、この本は物語として面白くかつ経営者としてとても学びになりました。
私は飲食店を経営しているわけではないのだけど、何の経営をするにしても悩むところは結局一緒なんだなと
確かに士業事務所は、資格の難易度が高いほど競争相手も少なくなるので、資格をとるまでは大変だけれども取った後は、飲食店程苛烈な競争が待っているわけではありません。
なので司法書士事務所の経営がデスマッチよりも危険というわけでは全くもってありませんが、経営をしていれば必ずなんらかのピンチは訪れるものです。
特に開業したての頃の苦労、もう二度と味わいたくないと思います。
訪れるピンチについてどう乗り越えるのか、また、どうすれば上手く立ち回ることができるのか。
この本はそれを物語の中で語られているのでとても読みやすいです。
私個人的には、開業資金の話と固定費の話、従業員の話についてはかなり共感できました。
それにしても牛肉を扱うお店って、つくづく狂牛病やコロナ、牛肉の価格上昇など、飲食店の中でもなんだか特に大変そうだなと思います。
これからなんらかの事業を立ち上げ経営者になろうとしている方、特に一読をお勧めします。
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