Menu

BLOG

土地家屋調査士

RTC360(3Dスキャナ)導入その後

一昨年、私にとっては巨額を投じて購入したRTC360。

他の調査士さんからはそんなの買ってどうするのと揶揄され、私自身この機械に向き合う時間がとれずで何もできず、リターンが全く得られない状況の中、今回の投資は失敗だったかと、動産保険代やシステム更新費用ばかりが出てく日々に涙涙だったのですが、ここにきてようやく日の目を見る可能性がでてきました!

実はこの機械を使って観測した3Dデータを2Dの平面図にトレースすることが大変な作業で、これが使えない理由でもあった訳ですが、この3Dデータ平面トレースすることなく、そのまま使っていただけそうな設計事務所さんとご縁があり、まだ試作段階ですが、BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)にて利用できるよう、こういったことが得意な従業員に研究してもらっているところです。

ところで、国土交通省ではこのBIM/CIM(CIMは土木です)の利用を推進しているようで、「従来の2次元図面を用いた建設生産・管理プロセスを見直し、3次元モデル等を活用することで、品質確保・向上とともに生産性向上の実現に取り組んでいます。」とサイトに記載されております。

なお、このRTC360で観測したデータ、従来のトータルステーションでの観測結果と突き合わせてみても、数ミリの誤差です。これには本当に驚きました。

また点群座標データはヘルマート変換も可能ということも分かり、まだまだ使い方に鍛錬の余地ありますが、とりあえず死に金になることは避けられそう。ちょっとほっとしました。

カテゴリCATEGORY

アーカイブARCHIVE

お問い合せ/ご相談予約

078-752-2121078-752-2121
<営業時間> 9:00~18:00