先週は決済へ行けば必ず大阪の地面師事件の話題になるそんな一週間でした。 司法書士が関与していたということで肩身が狭いといったらありゃしない・・。
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本人は否定しているので真実はまだ分かりませんが、この件を見ていて私が思い出したのは、独立したての33歳の頃の自分です。
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当時は本当に仕事がない時期でした。そんな時「知人が自己破産を考えているので相談に乗ってほしい」という依頼があり、指定された喫茶店に向かったんです。
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そこに待っていたのは、どう見てもカタギではなさそうな男性。 そして、その男は開口一番こう言いました。
「書類は全部ある。先生は判子を押すだけでいい。そしたら20万払うよ」
見せられた書類は、一目で「あ、これアカンやつや」と分かる代物。もちろん即座に断って帰りました。
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今思えば、あの異様な出で立ちは、まだ若い私を威圧しようとしていたのかもしれません。 その後も、形を変えて似たような話は何度かありました。
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あの日、もし相手が普通の人を装ってて書類もそれなりのもので近づいてきたら?
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そう考えると、今回の事件も他人事とは言い切れない怖さがあります。 詐欺師たちは、独立したての若手の必死さや経験の少なさを、本当に驚くほどピンポイントで狙ってきます。
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自分は大丈夫と思っていても、ホストのような派手な写真をサイトにアップにしていた彼のように、知らないうちに騙しやすいカモとしてロックオンされているかもしれません。
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地面師の裏側を期待して読んだ方にはここまで読んでいただいて申し訳ございません。
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でも、私たちの仕事は、権力を持っているが故に常に誰かに狙われていると警戒しておかないととんだ落とし穴にはまる。
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今でこそ若いころのようなことは減ったけれども、だからこそ忘れてはいけないと思います。
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