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土地家屋調査士

国家資格の制度を問う。 調査報告書と実地調査の「二重手間」について

土地家屋調査士の藤原です。

夜な夜な 表題部の登記申請に必要な「調査報告書」といを作成しているとき毎度虚しさにため息がでます。

現場によりますが、膨大な数の現場写真を一枚一枚貼り付け、詳細な説明書きを添えていく作業。申請書類の中で最も手間がかかるこの工程を進めながらふと思うのです。

「……どうせ、あとで実地調査に行きますよね?」

もちろん、国家資格者として正確な報告をするのは当然の義務です。ですが、こちらがこれほどの手間をかけて可視化した報告書を提出したあとに、改めてゼロから現地を確認されるとなると、この時間は一体何なのだろう?という思いが拭えません。

地積更正登記の多くは売却を前提としており、お客様は一刻も早い完了を待たれています。 それなのに、資格者の膨大な作業時間と、法務局側の現場に行き確認する時間、その間の業務の処理が止まる時間。この「二重のプロセス」によって生じるタイムロスは、果たして今の時代に合っているのでしょうか。

私も何回か実地調査に同行したことがありますが、点間距離をテープで測ったり境界標の確認をするという作業でした。座標値の特定が義務付けられている現在この作業どういった意味があるのでしょうか。誰か教えて(笑)

法務局側の事情もおありでしょうが、せっかくプロが責任を持って詳細な報告書を作成しているのですから、それを信頼して活用することで、もっと迅速な登記行政が実現できるはずです。

「生産性の向上」や「労働人口の減少」が大問題となっている令和の今、このアナログで非効率な慣習が見直され、お客様にとっても私たち専門家にとっても、より論理的でスピーディーな仕組みに変わっていくことを願ってやみません。

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